肝(キモ)を冷したツアーの最後

「そんなことを、ブログで書いたらアカン! アカン!村田は、自分の失敗を、他人のせいにしよる、と言われるのがオチよ!」
と、枝美佳が強烈に、反対する。

ブログ掲載を反対されたのは、初めてだ。シドニーから成田空港に着き、仲間に挨拶もせず、札幌にいくため、枝美佳の車に乗り、ホッとしたとき、「午前4時すぎのホテル出るときの体験ってなに?短いblogに書いてあったけど」と言うので、それを語ったところ猛烈に反対されたのです。

7月1日 午前4時、シドニーのいつものホテルのロビーに降りた。誰もいない。
眠そうに出てきた男性スタッフにチェックアウトを済ませる。やがて、バングラデシュの男性の7、8名の一団が来る。取り囲まれるように、ソファーにすわる。

(この一団、うちらより、早い出発だな)と、思いつつ、こちらのメンバーの顔を一人一人思い浮かべ、三回づつ、感謝をのべる。部屋を出るときも、そうしたが、ロビーでも、私だけの儀式(?)を行う。終えて、念のためにパスポートの点検をした。
パニックは、そのときから、起きた。ないのだ! そんなはずはない! バッグのなかをすべて出した。ない!

ソファーから立ち上がり、ロビーの隅にスーツケースを運び、スーツケースに入れるはずはないが、と思いつつ、開ける。引っ掻き回すごとく、探す。ない!

もう一度、手提げバッグを探す。ない!ない! 

そのとき、もっと青ざめることにきづいた。チェックアウトする時まであった数ヶ月分の活動費の現金とキャッシュカードカード類一切が入ったポーチがない! さっきまであったのに! そんなばかな! 

めまいがする。お金も大変だが、それより、パスポートだ。一人残るのはいいが、みんなに心配、迷惑をかけ、日本でのびっしり詰まったスケジュールをどうするか! 

そこへ、堀内政雄さんが現れた、事情をはなし、開け放ったままのスーツケースを見ててもらう。久先生が降りてきた。話して同じくスーツケースをチェックしてもらう。お金より、パスポートだと、カウンターに行き、返した鍵を、再発行させる。運悪く、客となにかもめているスタッフに怒鳴った。「時間がないんだ、パスポートを探す、部屋のキーをくれ!」

部屋に行く。明かりをつける。あった!
ロビーに戻るエレベーターのなかで、キャッシュの入ったポーチは、あのバングラデシュのグループにやられたか。ま、いいや。いい思いしてくれ。

ロビーに戻ると、バングラデシュの乗ったマイクロバスが、出ていくところだった。最後に、彼らと並んで座っていたソファーに行き何気なく、少しソファーをずらせた。 あった! あのポーチがあった〓

皆が、ロビーに揃っているが、久団長は、ガイドが遅いことを、代わりにわびている、。

そのとき、ある方のバッグから、水が漏れているのを誰かが発見、その場を離れている持ち主に、いそぎ、連絡して、事なきを得たのでした。
差し出がましく、ロビーで自分の強烈なアドレナリン
分泌のこの出来事とともに、三分間の象意の説明を行ったのです。

 帰国して、枝美佳に反対されたのは、そのことでした。
全員の集合意識の作用やシナジー効果について、理解がなければ、バカにされるからと、言う心配なのです。

 しかし、このツアー期間に、1000万円の融資がおりたり、100万円前後の、思いがけない利益を得たりと、それらのドキっとする出きごとと、リンクして、あっと驚く素晴らしい出来事も、起きていて、それらは、シドニーや、各国でのセミナーで、強く訴えた意識の普遍性、非局在性の超越的意識のはたらきを意味しているのです。

つまり、マイナスもプラスも、それぞれと無関係ではないことを、言いたいのです。世界で起きている紛争も、気候の変動も、自分自身に関係していると言うことなのですがー。
その解説も、次のブログで簡単にしたいと思います。

札幌のスタバで むらっち


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