サブちゃんと欽ちゃんに教えられ その2

「1%の力」と言う本を、10月4日に、著名な医師で、作家の鎌田實先生が出しています。わずか1%を、誰かのために生きなさい、と奨めている本です。

鎌田先生の言葉に、深く納得。だが、1%でなく、90%以上常に人々のことに気を使い、演じ続けるのが、天下のサブちゃんと欽ちゃんではないか。

何パーセントであれ、人の為に、何かをするとき、脳からは、喜びのホルモンのオキシトシンが分泌されることが、脳科学ではわかっている。

どの分野であれ、人類に役立つ存在として能力を発揮する人は、目先の利に右顧左眄しないようだ。今回、ノーベル物理学賞に輝いた三人の日本の科学者たちの研究テーマに取組む姿勢。「20世紀中には無理として、次々に去っていく中での研究」に感動させられる。

6年間もの流しの修行のあとサブちゃんは、たまたま、出会った人の導きで、歌手デビューのきっかけをつかむ。それ以降の大活躍は、もう省略しよう。

ピンチに陥った新人のコント55の欽ちゃんを救ったのは、大御所・北島三郎氏であった。北島三郎氏への恩を生涯忘れぬ欽ちゃん。視聴率100%男

と言われるようになったその萩本欽一氏が、今度は、数多くの新人をスター街道へと、どれほど送り出していったことか。

それにしても、一流となる人たちの出会いは、なんともドラマチックである。

飛ぶ鳥を射落とす勢いの不世出の俳優石原裕次郎と、ホテルラウンジにおける新婚旅行中の「なかにし礼」氏との出会いもその典型。

当時、全く無名だったなかにし礼氏は、石原裕次郎の出会いをきっかけにして、売れっ子の作詞家となり、さらには、直木賞作家として活躍、テレビのコメンテーターなどでも才能を発揮しているのは、ご存知のとうりです。

新しい出会いをつくる九紫の気。

引き立てを受ける六白の気。

引き立ててあげる六白の気。

それらのベースになるのは、二黒の気ということでしょう。素直さだ。

    パリ出発前夜・皆既月食むらっち。


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