幸運と不運の法則 その7

イギリスの心理学者・リチャード・ワイズマン博士がNHKの番組に出たと言う、星風会のメンバーからのご連絡で始まったブログが、これです。
「その7」ですが、じつは、間に「幕間の休憩」が、入っている。けれど、それはブログでなく、Face Bookにのせたので、回数に入らない。入れると「その8」であるけれどー。
それにしても「その1」は、5月16日であった。時間の流れは早い、早い。もう10月の半ば。
毎月のように来ているここシドニーは、いま夏に向けて、まっしぐら。
さて、ワイズマン博士は幸運の人の4つの法則の1つが「チャンスを最大限に広げる」人と言っている。
ここで思い出すのが、将軍家の剣の指南番・柳生家の家訓とされるエピソード。

下) 縁にあって、縁に気付かぬ人。
中) 縁に気付き、縁を活かせぬ人。
上) 縁を作り、その良縁を活かす人。

少し、私流にアレンジしたが、成功する人は、縁において「上」の人であり、あらゆる事柄との良縁を結ぶことの出来る人と言える。
しかし、多くの場合「運やチャンス」は、犬や子豚ちゃんが運んでくることは、滅多にない。人間との出会いが、鍵だろう。
その道の大成功者は、人との出会いを、チャンスにしている。
歌謡界の大御所の北島三郎にしても、作詞家で直木賞作家のなかにし礼氏と石原裕次郎との出会いにしても然り、その典型である。
人生相談やらカウンセリングをしていると、ひしひしと、「不運な人の不運な出会い」を痛感する。貸した金が戻らない。付き合った相手が詐欺師だった。取引先が倒産した。乗ったクルマが事故にあった。いろいろな人生ドラマである。
買った品物が、欠陥だらけなどー。小さな不運から大きな不運。これも出会いのひとつだろう。
そういう不運な出会いは、どうして避けるのか、ということに、ワイズマン博士は、答えてない。「チャンスを活かしなさい」といいその実例を豊富に述べてはいる。
もちろん、それはそれでいいのだ。なぜなら生きる意欲がわくからだ。
しかし、チャンスを活かす前に、いいチャンスとの出会いがなければチャンスはいかされない。いいチャンスに出会うという、そのメソッドがないのが、ワイズマン博士の理論の、玉に傷のところだろう。

 では、どうするか。
物理学者のパウリとユングが研究し、提唱したシンクロニシテイを活用する、と言うのが私の提案だ。
良い出会い、良い遭遇があってこそ、幸運を最大に活かせるのは、誰もが納得できるのではないだろうか。
そうです。良いシンクロニシテイを起こすこと。
そのために、星風会では、3つのメソッドを提供・提案し、実践している。
実際に、自分にあった方法を選択すればいいし、3つとも実践して、効果をあげている方々が多い。
その3つをあげておこう。
1)実践哲学としての気学
2)瞑想
3)ヒプノセラピー

まだいろいろあるが、一つにまとめると、「意識の拡大」と言うことになる。
効果の実例は数々あるけれど、実践したぶんだけ、チャンスに恵まれるのが、面白い、やめられない。
さらに「意図的シンクロニシテイ」を起こすというところまで、いまや進展しているのが、実情と言える。

     止まらない・やめられない    ムラッチ


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